高いオーダースーツ、絶対に失敗はしたくないし生地選びには慎重になるよね…
スーツの柄って、どのくらいの種類があるんだろう??
じゃあ今回は生地の種類と一緒に、失敗しない選び方を紹介するね。
高価なオーダースーツを作るのに失敗はしたくないですよね。しかし、小さな生地見本から、仕上がりのイメージを想像して生地を選ぶことは容易ではありません。
柄にはそれぞれ様々な特徴があり、柄のイメージも大きく違います。柄選びのコツを身に付けて、シーンや自分に似合うスーツを着用しましょう。
今回は、オーダースーツを仕立てる時にも毎日のスーツコーデにも役立つスーツの柄や種類、特徴をご紹介いたします。
スーツの生地
織り柄
スーツはいつも無難な無地…。という方も多いのではないでしょうか。
確かに無地は何にでも合わせやすく、ネクタイやシャツの合わせも気にしなくてOK!という様に、かなり使える生地ですよね。しかし、毎日着るスーツ。マンネリ化するのはつまらない。そんなあなたに、シンプルで着回しのきく「織り柄」はいかがでしょうか。
織り柄のスーツなら派手な印象にはならず、無地とはひと味違った印象でマンネリ化を克服できますよ。
使いやすさNO,1 無地
【スーツの柄 無地】
無地は、とてもシンプルで着回しがきく。
様々な色や柄のネクタイやシャツとも相性が良いのが特徴。
ビジネスマンは1着は持っておくべき紺無地スーツ。
上の写真の様に、無地でも色の濃淡や素材で与える印象も大きく変わります。
【与える印象・イメージ】
ビジネスマンが多く着用しているダークネイビーには「知的」「信頼感」「誠実」などのイメージがあり、同じネイビーでももう少し明るいネイビーだと、「活動的」「若々しさ」「癒やし」といったイメージを与えることが出来る。
ビジネスシーンであれば、明るいネイビーはファッション性が高いイメージですので、ダークネイビーがオススメですよ。
シャークスキン
【スーツの柄 織り柄・シャークスキン】
縦糸と横糸を異なる糸で織ることで、上の写真のような色合いが生まれる。鮫の肌を思わせる質感であるために、シャークスキンと名付けられた。
【与える印象・イメージ】
派手さはなく、奥行きのある微妙な色のコントラストが上品な光沢にも感じられ、上質な印象を与える。
派手にならず、普段と少し雰囲気を変えたい方にオススメ。
シャドーストライプ
【スーツの柄 織り柄・シャドーストライプ】
ビジネスシーンでも人気が高く、縦ラインの織り柄がスマートな印象に見えます。
【与える印象・イメージ】
シャドーストライプの特徴は、光の加減で印象が変わること。光の当たる角度で艶やかで清潔感のある上品な光沢が生まれ、縦の織りが体型をシャープに見せる効果もある。
シャドーストライプには、選ぶ素材や色、ストライプの太さによっては華やかで派手なイメージにもなるため、ビジネスシーンでは、ダークネイビーなどの落ち着いたカラーを選ぶと良いでしょう。
ヘリンボーン
【スーツの柄 織り柄・ヘリンボーン】
ヘリンボーンとは「ニシン(魚)の骨」という意味。その名の通り、よく見ると魚の骨のような模様になっている。
ヘリンボーンと言うと聞いたことがある方も多いと思います。部屋のフローリングの張り方や、洋服の柄などでも良く使用されていますね。
【与える印象・イメージ】
ヘリンボーン柄は、一見するとシャドーストライプのような無地にも見えます。近づいて良く見ないと分からないくらい落ち着いた印象です。逆に言うと、さりげない織り柄がとてもお洒落に見える生地なのです。そして、織り方の特徴から耐久性・柔軟性に優れておりシワになりにくい特徴があります。ビジネスマンにとって、とても嬉しいポイントですね。
高級感や上品さの演出できるヘリンボーン柄はビジネスシーンではもちろん、入学式や卒業式、七五三などのイベントにも幅広く着用できるでしょう。
バーズアイ
【スーツの柄 織り柄・バーズアイ】
2色の異なる糸で織られており、マットで肉厚な質感の柄。その名の通り、良く見ると模様が鳥の目のように見える。ややハリがあり、ジャケット地にも良く使用されている。
【与える印象・イメージ】
他の織り柄に比べ渋くてクラシックな印象になりますが、上品な落ち着きと貫禄のある印象を与えることができ、ビジネスシーンでも活躍するでしょう。
肉厚でハリのある質感ですので、カジュアルシーンではジャケットとして着用しデニムやチノパン(ジャケパンスタイル)などを合わせても素敵ですね!!
お洒落な
チェック柄
「チェック柄」といっても、柄によって呼び名も与えるイメージも全く違います。
あなたはどのチェック柄が好みでしょうか。
チェック柄のスーツを選ぶ時、ネクタイやシャツはなるべく無地を選び、全体をバランス良く綺麗にまとめましょう。チェック柄はインパクトが強いので、その他の部分は主張し過ぎないように注意が必要です。
ウィンドーペーン
【スーツの柄 ウィンドーペーン】
窓のような四角形のチェック柄。
【与える印象・イメージ】
大きな柄なので、着慣れない方には抵抗があるかもしれませんが、ダーク系の色味を選べば、意外と馴染みやすく着るだけで上品で落ち着いたお洒落な印象に。
また、ウィンドーペーンには体を大きく見せる効果もありますので、華奢な方にもぜひ試して欲しい柄です。
グレンチェック
【スーツの柄 グレンチェック】
スコットランドで生まれた伝統的なチェック柄。
グレンチェックはスーツの定番の柄として人気がある。カラーはグレーが定番ですが、茶色やピンク系、水色などの差し色が入った柄もあり、様々なデザインが展開されている。
【与える印象・イメージ】
グレンチェックのスーツを着用するなら、3ピースでコーディネートするのがオススメ。上品でクラシックな雰囲気に。。
グレンチェックは、ジャケットとパンツの単品使いもできますので、コーディネートの幅も広がります。
大人の魅力が出せるグレンチェック柄、いかがでしょうか。
シャドーチェック
【スーツの柄 シャドーチェック】
シャドーストライプと同様に光の当たり方でチェックが浮き立ち、それが光沢の様に見える。
【与える印象・イメージ】
「洗練さ」や「色気」を感じさせる。
ダークな色味は誰にでも着こなしやすいので、無地のスーツに飽きて新しい柄に挑戦したい方などにオススメです。
スーツの王道
ストライプ
ストライプはスーツの定番の柄ですね。
ストライプといっても、幅の広さや太さで呼び名も変わり、見た目の印象も大きく変わります。営業職の方や、目立つことが好まれない職種の方でも安心して着用できるシャドーストライプから、着る人を選ぶストライプまで様々です。
知的で都会的、お洒落な印象のストライプ柄。ご自身の好みと職種に合わせて選びましょう。
ピンストライプ
【スーツの柄 ピンストライプ】
こちらはピンストライプといって、ピンのように細かいドットを縦に並べたストライプ。ビジネスシーンでストライプを着用する際は、ネイビーのピンストライプが最も相応しいと言われている。
【与える印象・イメージ】
ピンストライプは知的でスマートな印象。ビジネスでは、その知的な装いに一目置かれるかもしれませんね。
ペンシルストライプ
【スーツの柄 ペンシルストライプ】
こちらは鉛筆で描いたような線のストライプ、その名もペンシルストライプ。
【与える印象・イメージ】
ピンストライプに比べると線がハッキリとしているため縦のラインが強調され、よりすっきりとスマートな印象に。
こちらもビジネスシーンでも活躍するストライプです。
チョークストライプ
【スーツの柄 チョークストライプ】
チョークで描かれたような線が特徴的なストライプ。イギリスの金融業界で働く人に愛されてきた柄で、「バンガーズストライプ」とも呼ばれている。
【与える印象・イメージ】
ストライプの中では最もインパクトがありお洒落な印象の柄。そのため着る人を選び、上級者向けと言えるでしょう。
さいごに
今回は、スーツの柄の種類とその特徴をご紹介致しました。
スーツの柄の特徴や、見た目の印象などを知ればスーツ選びがもっともっと楽しくなるはずです。自分に似合う柄や、色、形を見つけてより魅力的なスーツスタイルになりましょう。